好きって言わなきゃヤダ。【完】
不気味に近づいてくる先輩が怖くて叫ぶ。




これは、マズイ…!非情にマズイ…!




「乙羽ちゃんも、ちょっとはその気があったんじゃないの?」


「その気…?」


「だって俺が女好きって知ってて、俺の誘いオッケーしてくれたんでしょ?」




そっ、それはそうだけど…。


だけどアタシはそんなつもり全くないし…!


ただホントに気分転換のつもりで…。




「俺のこと軽いとか思ってたら、それ乙羽ちゃんにも当てはまると思うよ。」




「え?」




アタシが軽い…?




「驚いた顔してるけど、自覚ナシ?」


「アタシは軽くなんてないし…今日だって暇だったから、オッケーしただけだし…。」




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