好きって言わなきゃヤダ。【完】
「あ~涙目になっちゃってるし。超可愛い♪ね、キスしていい?」




「き、きす!?ふざけないでっ…!」




しかし先輩の目は本気だった。




今更アタシがなにを言っても


聞いてもらえる状態ではなかった。




先輩の手がアタシの顔に触れる。




そっぽを向かせないよう強引に


先輩の方へと向かされる。




触れられた場所から伝わるように


全身へ気持ち悪さが流れていく。




そして先輩はゆっくりと目を閉じると


アタシへと唇を近づけてきたのだった。




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