好きって言わなきゃヤダ。【完】
「久しぶり、乙羽ちゃん。」


「理仁君…!それに…」


「もしかして、会話の邪魔しちゃった?ゴメンね、どうしても瑠衣が割り込みたいって言うから。」


「…理仁。俺、一言もそんなこと言ってないんだけど。勝手なこと言わないでよ。」




ニコニコ微笑む理仁君と、それを睨む瑠衣君がいたのだ。




「でも、顔には書いてあったよ?」


「んなわけ、ないじゃん。あほくさ。」


「びっくりした~…。2人がこっちから帰るの珍しいね。」




すると、瑠衣君と視線が交わる。




…っ…。




アタシは何故か咄嗟に目を逸らしてしまう。




どっ、どうしよう…。


なんか緊張するっていうか、変に意識しちゃって


目を合わせられないんだけど…。




そんないつも通りに出来ないアタシと違い、


瑠衣君の毒舌っぷりは通常運転だった。




「校門で騒いでるバカが居るって聞いたから。見に来たんだよ。」


「ばっ、バカ!?もしかしてそれ、アタシのこと言ってるの!?」




< 224 / 405 >

この作品をシェア

pagetop