独占欲強めな御曹司は、ウブな婚約者を新妻に所望する
「あの、柿元さんは全ての準備について把握されているのですよね?」
私の言葉に彼は怪訝な表情をする。
「ええ、まあ、それはもちろん」
「なら、新サービスの準備を諦めずにすすめましょう!」
立ち上がって意気込む私に、彼は困惑しながら言う。
「そうは言っても社長は現在北海道で商談をされていらっしゃるので、お戻りは日曜日の朝になられます。副社長の代役を務めるには……」
「大輝さんがいらっしゃいますよね?」
すかさず言う私に、柿元さんが驚く。
「いえ、専務は……」
「私が大輝さんを説得します。私にできる準備ならなんでもお手伝いいたします。部外者が無謀なことを言っている自覚はあります。でもここまで頑張ってこられた煌生さんや柿元さん、皆さんの成果をきちんとパーティーで発表していただきたいのです」
大それた、自分勝手なことを言っている自覚はある。そもそもきちんと遂行できるかもわからない。私は煌生さんのように優秀ではない。失敗した時のことを考えると、その責任の重さに身体が竦む。そのせいでたくさんの人に迷惑をかけたらどうしようかと恐くなる。
でも私はひとりじゃない。無理やり巻き込むようで申し訳ないけれど、煌生さんの右腕の柿元さん、大輝さんの力を借りられたらきっとできる、そんな気がした。
何よりもあんなにも一生懸命取り組んでいた煌生さんのウェディング事業への想いを皆さんにわかっていただきたかった。
私の剣幕に押されたのか、柿元さんが困ったように言った。
「さすが副社長が自ら選ばれた方ですね。わかりました。やってみましょう、お力をお借りできますか?」
「もちろんです!」
彼の力強い言葉に私は大きく頷いた。
私の言葉に彼は怪訝な表情をする。
「ええ、まあ、それはもちろん」
「なら、新サービスの準備を諦めずにすすめましょう!」
立ち上がって意気込む私に、彼は困惑しながら言う。
「そうは言っても社長は現在北海道で商談をされていらっしゃるので、お戻りは日曜日の朝になられます。副社長の代役を務めるには……」
「大輝さんがいらっしゃいますよね?」
すかさず言う私に、柿元さんが驚く。
「いえ、専務は……」
「私が大輝さんを説得します。私にできる準備ならなんでもお手伝いいたします。部外者が無謀なことを言っている自覚はあります。でもここまで頑張ってこられた煌生さんや柿元さん、皆さんの成果をきちんとパーティーで発表していただきたいのです」
大それた、自分勝手なことを言っている自覚はある。そもそもきちんと遂行できるかもわからない。私は煌生さんのように優秀ではない。失敗した時のことを考えると、その責任の重さに身体が竦む。そのせいでたくさんの人に迷惑をかけたらどうしようかと恐くなる。
でも私はひとりじゃない。無理やり巻き込むようで申し訳ないけれど、煌生さんの右腕の柿元さん、大輝さんの力を借りられたらきっとできる、そんな気がした。
何よりもあんなにも一生懸命取り組んでいた煌生さんのウェディング事業への想いを皆さんにわかっていただきたかった。
私の剣幕に押されたのか、柿元さんが困ったように言った。
「さすが副社長が自ら選ばれた方ですね。わかりました。やってみましょう、お力をお借りできますか?」
「もちろんです!」
彼の力強い言葉に私は大きく頷いた。