独占欲強めな御曹司は、ウブな婚約者を新妻に所望する
楽しそうに話している両親たちを私は少し離れた場所で温かな気持ちで眺めていた。するとクイッと腕を引かれた。
「煌生さん……!」
「シーッ。ちょっと脱け出そう」
人差し指を私の唇にあて、イタズラっ子のような表情を浮かべて彼が言う。
そうっと脱け出した場所は隣のリビングルーム。微かに両親たちの声が届く。
「……まったくプロポーズした記念すべき日にふたりっきりになれないなんて」
煌生さんが綺麗な顔をしかめる。その様子が拗ねた子どものようで思わず笑ってしまう。
広々としたリビングに置かれたL字型ソファにふたりで並んで腰かけて、私は口を開く。
「私の両親に何度も会いに来てくれて本当にありがとう」
母から話を聞いてからずっと伝えたかったお礼。
彼は紅茶色の瞳を優しく細めて笑う。
「大事な橙花のためだから」
そう言って私の肩を引き寄せる。
「体調は大丈夫?」
「大丈夫、辛くなったら橙花に癒してもらうから」
その言葉に顔が熱くなる。ドキンドキンドキンと鼓動が速まっていく。
彼が私の髪にキスを落とす。
「……頑張ります」
真っ赤な顔で返事をする私に、彼はクスクス笑う。
「煌生さん……!」
「シーッ。ちょっと脱け出そう」
人差し指を私の唇にあて、イタズラっ子のような表情を浮かべて彼が言う。
そうっと脱け出した場所は隣のリビングルーム。微かに両親たちの声が届く。
「……まったくプロポーズした記念すべき日にふたりっきりになれないなんて」
煌生さんが綺麗な顔をしかめる。その様子が拗ねた子どものようで思わず笑ってしまう。
広々としたリビングに置かれたL字型ソファにふたりで並んで腰かけて、私は口を開く。
「私の両親に何度も会いに来てくれて本当にありがとう」
母から話を聞いてからずっと伝えたかったお礼。
彼は紅茶色の瞳を優しく細めて笑う。
「大事な橙花のためだから」
そう言って私の肩を引き寄せる。
「体調は大丈夫?」
「大丈夫、辛くなったら橙花に癒してもらうから」
その言葉に顔が熱くなる。ドキンドキンドキンと鼓動が速まっていく。
彼が私の髪にキスを落とす。
「……頑張ります」
真っ赤な顔で返事をする私に、彼はクスクス笑う。