アイラブ☆吾が君 ~恋する淑女は、十二単で夢を舞う~
ここにいるはずの“本物の飛香”は、どうしてここを捨てたのだろう。
――もしかして?
荘園の君に似たあの人が誰なのかまだわからないが、少なくとも兄の碧斗と近い関係知人であることは間違いがない。
もしかすると、あの人が“飛香の日記”に出てくる『彼』なのだろうか?
日記によれば、それは“飛香”が高校生の時のことだ。
図書館の帰りで遅くなり、暗い路地で不良に絡まれたところを助けてくれた男の子がいた。
『ありがとうございます。大丈夫ですか?』
『ああ。暗い路地はひとりで歩かないほうがいい』
一人で三人の不良を倒してしまうほど喧嘩が強くて、背の高いとても素敵な人だったという。
――もしかして?
荘園の君に似たあの人が誰なのかまだわからないが、少なくとも兄の碧斗と近い関係知人であることは間違いがない。
もしかすると、あの人が“飛香の日記”に出てくる『彼』なのだろうか?
日記によれば、それは“飛香”が高校生の時のことだ。
図書館の帰りで遅くなり、暗い路地で不良に絡まれたところを助けてくれた男の子がいた。
『ありがとうございます。大丈夫ですか?』
『ああ。暗い路地はひとりで歩かないほうがいい』
一人で三人の不良を倒してしまうほど喧嘩が強くて、背の高いとても素敵な人だったという。