アイラブ☆吾が君 ~恋する淑女は、十二単で夢を舞う~
今日は昼食をとったあと横浜で海を見て、結局夕食もそのまま外でとった。結局丸まる一日遊んだことになる。

「さて、明日はどうしようかな」と、洸は独り言のようにつぶやいた。

明日の予定は決まっていない。

『今夜はゆっくり休んで、明日は出かけるにしても午後にしよう』飛香にはそう言ってあるが、どこで何をするかこれから考えなければいけなかった。

「女の子とふたりで一日遊ぶのは、いつ以来ですか?」

「んー? ふたりきりは……ないな。あ、でも蘭々とならあるか」

蘭々は洸が青扇学園に通っていた十代の頃からの、性別を超えた親友だ。ガールフレンドとは少し違う。

相変わらずの洸の返事にアラキはクスクス笑い、そしてグラスにワインを注ぎながら穏やかに聞いた。

「どうします? 結婚は。三十歳までにというお話でしたが」

「ん?」
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