アイラブ☆吾が君 ~恋する淑女は、十二単で夢を舞う~
昨日、藤原碧斗が西園寺邸に来た。
飛香の就職について、アラキからいくつか提案があると電話をしたところ直接話を聞きたいと碧斗が言ってきたのである。
『家元になられるとのこと、おめでとうございます』
『ありがとうございます。お手を煩わせて申し訳ありません』
コーヒーを出して、ソファーに座り向き合った時、アラキは途中から碧斗の微かな変化に気づいた。
飛香から聞いていた話がある。
『平安の都から来た兄が、今の兄の体を借りている中にいることがある』
まっすぐに碧斗の瞳を見つめながら、アラキは聞いた。
『あなたは、平安の都に住むアスカさんのお兄さまですか?』
碧斗は目を細め、口元に薄い笑みを浮かべるとまっすぐにアラキを見つめた。
『だとしたら?』
『飛香さんは、いつか、平安の都に帰るのですか?』
『それは、アスカが決めること』
『――そうですか。帰るとすればいつ?』
『十五夜に、結論をだすことになるだろう』
飛香の就職について、アラキからいくつか提案があると電話をしたところ直接話を聞きたいと碧斗が言ってきたのである。
『家元になられるとのこと、おめでとうございます』
『ありがとうございます。お手を煩わせて申し訳ありません』
コーヒーを出して、ソファーに座り向き合った時、アラキは途中から碧斗の微かな変化に気づいた。
飛香から聞いていた話がある。
『平安の都から来た兄が、今の兄の体を借りている中にいることがある』
まっすぐに碧斗の瞳を見つめながら、アラキは聞いた。
『あなたは、平安の都に住むアスカさんのお兄さまですか?』
碧斗は目を細め、口元に薄い笑みを浮かべるとまっすぐにアラキを見つめた。
『だとしたら?』
『飛香さんは、いつか、平安の都に帰るのですか?』
『それは、アスカが決めること』
『――そうですか。帰るとすればいつ?』
『十五夜に、結論をだすことになるだろう』