アイラブ☆吾が君 ~恋する淑女は、十二単で夢を舞う~
一気にそこまで言うと、洸は大きく息を吸ってビシッと蒼絃に指をさした。
「とにかくアスカを見せろ」
『アスカがそこに帰りたがっていたら、どうするつもりだ』
「それはその時考える」
そう言いながら、洸には揺るぎない強い思いがある。
千年前の自分もまたアスカを愛しているはずだという思いだ。
何故かはわからないが、しいて言えば魂に刻まれているとしか言いようのない確信。千年前の自分が、彼女を幸せにできないはずがない。
『飛香、いいのか? その世界で生きていくのか?』
そう言いながら、蒼絃は視線を洸の後ろへと向けた。
「え?」
振り返った洸の目の前で、ゆっくりと襖が開き泣きながら飛香が顔を出した。
「飛香」
涙を拭いながら部屋に入ってくる飛香を洸は抱きしめた。
『飛香、正直に言ってご覧。本当の気持ちを』
「私は、この世界で、洸さんと生きていきたい」
「飛香」
フッとどこか寂しげに口元を歪めた蒼絃は、徐々に鏡の中から消えていき、別の映像に代わっていく。
抱き合っている十二単の姫と狩衣姿の貴公子。
見つめ合うふたりは朱鳥と頭中将。
その後、その映像が薄れていくと突然ゴトッと音を立てて青銅の鏡は台から落ちた。
「とにかくアスカを見せろ」
『アスカがそこに帰りたがっていたら、どうするつもりだ』
「それはその時考える」
そう言いながら、洸には揺るぎない強い思いがある。
千年前の自分もまたアスカを愛しているはずだという思いだ。
何故かはわからないが、しいて言えば魂に刻まれているとしか言いようのない確信。千年前の自分が、彼女を幸せにできないはずがない。
『飛香、いいのか? その世界で生きていくのか?』
そう言いながら、蒼絃は視線を洸の後ろへと向けた。
「え?」
振り返った洸の目の前で、ゆっくりと襖が開き泣きながら飛香が顔を出した。
「飛香」
涙を拭いながら部屋に入ってくる飛香を洸は抱きしめた。
『飛香、正直に言ってご覧。本当の気持ちを』
「私は、この世界で、洸さんと生きていきたい」
「飛香」
フッとどこか寂しげに口元を歪めた蒼絃は、徐々に鏡の中から消えていき、別の映像に代わっていく。
抱き合っている十二単の姫と狩衣姿の貴公子。
見つめ合うふたりは朱鳥と頭中将。
その後、その映像が薄れていくと突然ゴトッと音を立てて青銅の鏡は台から落ちた。