アイラブ☆吾が君 ~恋する淑女は、十二単で夢を舞う~
――やはりどこか、普通の女の子とは違うな。
サワは彼女を絶賛し『神秘的だ』と表現した。
そんな謎めいた雰囲気を醸し出す元はなんなのか。
記憶喪失だから? それとも藤原家の血筋が持つ個性なのか?
洸の目に映る飛香は、借りてきた猫のようにまだ少し緊張しているように見えた。背筋を伸ばし浅く腰を掛けて椅子に座っている。
食事をしながら話をしているが、それでも品よく感じるのは小さな口に合わせて、ほんの少量を口にしているからかもしれない。紅い唇から時々覗くのは綺麗に並んだ真っ白の歯。
白いと言えば、彼女の肌は抜けるように白かった。そしてその白い頬は、笑うとほんのりと紅をさす。
恥ずかしそうな時は、そのまま首まで薄っすらと赤くなる。
背はそれほど高くもなく、160センチ程度。
どちらかと言えば細身で華奢な体つきだが、病的な様子はなく食欲もあるようだし、健康そうに見える。
総じて、外見からは不安定なものを見つけられない。
気になることはといえばーー。
何もかもが、初めて目にするもののような反応を見せることだろうか。
――まるで子供のようだな。
記憶の一部を無くすと人はこんなにも純粋になれるものなのかと、感心したりしていた。
サワは彼女を絶賛し『神秘的だ』と表現した。
そんな謎めいた雰囲気を醸し出す元はなんなのか。
記憶喪失だから? それとも藤原家の血筋が持つ個性なのか?
洸の目に映る飛香は、借りてきた猫のようにまだ少し緊張しているように見えた。背筋を伸ばし浅く腰を掛けて椅子に座っている。
食事をしながら話をしているが、それでも品よく感じるのは小さな口に合わせて、ほんの少量を口にしているからかもしれない。紅い唇から時々覗くのは綺麗に並んだ真っ白の歯。
白いと言えば、彼女の肌は抜けるように白かった。そしてその白い頬は、笑うとほんのりと紅をさす。
恥ずかしそうな時は、そのまま首まで薄っすらと赤くなる。
背はそれほど高くもなく、160センチ程度。
どちらかと言えば細身で華奢な体つきだが、病的な様子はなく食欲もあるようだし、健康そうに見える。
総じて、外見からは不安定なものを見つけられない。
気になることはといえばーー。
何もかもが、初めて目にするもののような反応を見せることだろうか。
――まるで子供のようだな。
記憶の一部を無くすと人はこんなにも純粋になれるものなのかと、感心したりしていた。