アイラブ☆吾が君 ~恋する淑女は、十二単で夢を舞う~
「それはそうと連休中はどうされるんですか?」
月曜の祝日をいれて明日から三連休である。
「軽井沢の別荘にでも行こうかと思っているよ。暑くてうんざりだ」
「皆さんでですか?」
「いや、僕だけ。次のプロジェクトの参考に見たいところもあるし」
「そうですか」
急な仕事が入った時の連絡先やらを確認し、鈴木は自宅マンションの近くで降りた。
「では、失礼いたします」
「おつかれ」
鈴木を見送った洸は、向こうで何をしようと早速思いを巡らせる。
友人たちと騒ぐことも好きだが、ひとりの時間をゆっくりと愉しむことも同じくらい気に入っている。
――軽井沢の別荘に行くのは何年ぶりだろう。
別荘の管理人が犬を飼い始めたと聞いた。その犬を連れて、森林を散歩するのもいいなと想像するうちに西園寺邸着いた。
玄関の扉に手を掛けると、それを予想したように内側から扉が開く。
「おかえりなさい」
出迎えたのはサワではなく、珍しいことに母である。
「ただいま」
何となく嫌な予感がしてピクリと眉を動かした洸に、夫人は詰め寄った。
「なに?」
月曜の祝日をいれて明日から三連休である。
「軽井沢の別荘にでも行こうかと思っているよ。暑くてうんざりだ」
「皆さんでですか?」
「いや、僕だけ。次のプロジェクトの参考に見たいところもあるし」
「そうですか」
急な仕事が入った時の連絡先やらを確認し、鈴木は自宅マンションの近くで降りた。
「では、失礼いたします」
「おつかれ」
鈴木を見送った洸は、向こうで何をしようと早速思いを巡らせる。
友人たちと騒ぐことも好きだが、ひとりの時間をゆっくりと愉しむことも同じくらい気に入っている。
――軽井沢の別荘に行くのは何年ぶりだろう。
別荘の管理人が犬を飼い始めたと聞いた。その犬を連れて、森林を散歩するのもいいなと想像するうちに西園寺邸着いた。
玄関の扉に手を掛けると、それを予想したように内側から扉が開く。
「おかえりなさい」
出迎えたのはサワではなく、珍しいことに母である。
「ただいま」
何となく嫌な予感がしてピクリと眉を動かした洸に、夫人は詰め寄った。
「なに?」