きみと1番目の恋

私の遠慮とか。後ろめたさとか。
色んな気持ちを軽く乗り越えて
いつでも重たくなる
この気持ちを軽くしてくれる。

翼「ちなみに家賃っていくら?」

郁人「12万。」

翼「え?学生なのに?」

郁人「...別に。自分で稼いだ金
どう使おうと俺の自由でしょ。
でも、毎月結構カツカツだから
翼さんが住んでくれると助かる。」

頷きたくなる。彼はいつだって、Yesと
言いたくなる空気を作るのが上手い。

今だって、彼に乗せられていると
分かっていながらも頷いてしまうんだ。
< 285 / 387 >

この作品をシェア

pagetop