きみと1番目の恋
郁人「手伝うよ。
どこにしまえばいいか言って。」
これは?って聞く郁人くんの姿が
何とも愛らしかった。
空になった段ボール箱をまとめ
2つ目の段ボール箱を
開けようとする郁人くんの手を止めた。
翼「1人で出来るから大丈夫だよ。」
郁人「今日は夜までバイトないし
暇だから手伝わせてよ。」
翼「大学は?」
郁人「今日は3限だけだから。」
私の手を軽く握り下ろすと
2つ目の段ボール箱を開けた。
その姿を見ていたら
ものすごく申し訳なくなって...
昨日話せなかった本当の話を...
ちゃんと伝えなきゃと思った。