きみと1番目の恋
翼「私が勝手にやってる事だから。」
郁人「勝手にって?」
翼「この化粧品、サンプル試験
通ってて、もう商品化は決まってるの。
でも、街の人の意見も
聞きたくてパック詰めして
私が勝手に配ってるだけだから。」
やらなくてもいい事を
一生懸命にやる私を
きっと彼は笑うだろう。
郁人「それ、めっちゃ無駄じゃん。
そんな事やったって
商品化は決まってる訳だし
その意見が反映される訳でも翼さんが
出世出来る訳でもないんでしょ?
時間かけて配るだけ無駄でしょ。」
分かってる。そんな事。
でも、私は頑張りたい。