きみと1番目の恋
郁人「さすがだね、翼さん。」
褒め言葉には聞こえなかった。
いつでも2番な私にとって
その言葉は馬鹿にされてるとしか
思えなかった。
翼「またバカな奴って思った?」
郁人「ううん。すげぇ奴って思ったよ。
配るの手伝うよ。」
翼「どうして?」
郁人「昔、ばあちゃんに
言われたんだ。
困ってる人には優しくしろって。
あー、でも...見返りないと
頑張れないから
お礼はそこのコーヒーね。」