きみと1番目の恋
自信家だし、たまに嫌味な人だけど
なんだかんだ優しい人だという事は
ちゃんと分かってる。
昨日も今日も郁人くんは
私の事を助けてくれた。
『俺になら出来るんじゃない?』
昨日の彼の言葉が
何度も何度もリフレインする。
翼「ダメな事だって
分かってるの。」
やっぱり私は今日も話してしまう。
ゆるふわパーマの信用ならない若者に。
誰にも話せない話を始めてしまう。
それは多分、弱さのせいだ。
幸せじゃない幸せを
幸せだと思う事に少し疲れていたんだ。