きみと1番目の恋

郁人「それで?
翼さんが今やってる
そのジミーな作業は何?」

翼「郁人くんには関係ない。」

もう1つ持ってきていた
コーヒーを飲むと、街で会った時
同様、げっ!と言った。

郁人「まさかとは思うけど
その山のように積まれてる
段ボール箱、1人で全部
やるとか言わないよね?」

翼「やるよ。全部。」

郁人「ねぇ、やっぱりさ
翼さんの会社って
ブラックなんじゃない?」

席から立ち上がった彼は
段ボール箱の中の商品を手に取る。
< 66 / 387 >

この作品をシェア

pagetop