きみと1番目の恋

翼「手伝わなくていいよ。
郁人くんには関係ないよ。」

郁人「だからこそだよ。
関係ないからこそ手伝うんだよ。
俺は翼さんの部下じゃないから。
残業代も発生しないし。」

翼「...でも...。」

郁人「これ終わったら
この会社の隣にあるBARへ
飲みに行こうよ。
もちろん翼さんの奢りね!」

調子のいい事を言って...いつも
私の罪悪感を和らげてくれる。

本当は知っているんだ。
ここに彼がいてくれて
良かったと思う自分がいる事に。
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