きみと1番目の恋
当たり前な事なんだけど
やっぱり1人でやるよりも
2人でやった方が随分と
早く終わった。
当たり前な事が
すごく嬉しかった。
チーフになってからは
手伝ってくれる人なんて
いなかったから。
皆で助け合ってやっていた仕事も
いつの間にか1人でやる事が
多くなって、部下のミスの尻拭いも
1人で責任を取る事ばかりで
2人で何かをやり遂げる事の喜びとか
お疲れ様って言い合える事の
嬉しさとかを忘れてしまっていた。
郁人「お疲れ様、翼さん。」
翼「郁人くんもお疲れ様。
手伝ってくれてありがとう。」