真の魔性の女は、色気がない
そんな、まさか、カムフラージュだったなんて。
嘘だ!
ミエちゃんが、そんなことするはずがない。
コピー用紙を諦めて、事務所に戻った。
はぁーーー、なんかやる気しない。
ショックだ。
今日は、早めに昼飯にしよう。
後藤さんに、声をかけ、外回りに出た。
暇な時期になると、外に営業に出るので、不思議な事では無い。
やる気が出ないから、会社から少し離れた、レストランに入った。ここは、おしゃれで落ち着けるのだ。
しかも、旨い。
まだ、お昼時には少し早いせいか、店内は、空いていた。
お気に入りの奥の、ちょっと個室のようになっている席に付かせてもらった。