テレビの感想文

チカラ、託也の隣に座る。肩に手をのせ、隣に寄り添った。

ナレーション「いつの間にか降りだした雨は、ご両親が亡くなってから11年こらえていた、託也くんと清江さんの涙のようだった」
外、すごい大雨。


翌朝、自宅のリビングで何か考えてるチカラ。指が避雷針のように立ってる。
右肩が痛くなった。託也くんが泣いてるとき、肩を貸していたから。

家の中に一人になったチカラ、
コルクボードに貼られたふせんを見て、何かを思いつく。
そのふせんには、
「今日の授業参観行けないのでお願い アカリ」
「来てもいいけど、作文委は期待しないで。アイリ」
と、灯と愛理からのメッセージが。

作文を忘れて戻ってきた愛理。
チカラ、清江さんが見てわかるように「レンジはひとりのときは使わない」など、日常生活で清江さんが何かを忘れたとき、それを見て思いだせるように細かく、いろいろとふせんに書いていた。

それをじっと見ている愛理。