テレビの感想文
伝説のプライベートバンカー、というのも実は嘘。ウルフという異名はオオカミ少年、つまり嘘つきってことだった。

この、岡田を演じたウエンツ瑛士さんの演技が。ほかの役柄より目立つのでちょっと浮いてるように見えたんですけど、最後、沙織に正体がバレたあと、邪悪な笑みを浮かべ笑いながら去っていくところは、数分前とは別人のような表情になっていて、なかなか怖かった。

そういえば、岡田が沙織に、これを買っておくといいですよと言ったときも、沙織は岡田の助言通りにしてしまっていたんだよな。知識のある、プロが言うことだから、と信じてその通りにしてしまう。

これって、投資をするかしないかに限ったことじゃない。
テレビで、専門家の言うことだからとつい鵜呑みにしてしまう。自分にその知識があるわけじゃないから。それに、自分で調べたり学ぼうとするのって、面倒だし、理解するまで時間がかかる。でも、プロだって未来が見えるわけじゃないし、失敗することもあるしね。
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