テレビの感想文
場所は変わり、会社で鼻歌を歌いながら歩くリサ、残業している堂島の存在に気づき、堂島に声をかける。
以前、逆に残業してる自分に堂島が話しかけてきた、とリサ。

昔のリサは、「同期にすごく優秀な」仕事のできる人がいて、手を動かしていないと「嫉妬のどす黒い感情に飲みこまれそうで……」なんて堂島に言うような人だった。髪は後ろに束ねていて、いまより少し自信なさげでおとなしそうな感じ。黒いシャツを着ていて、黒が好きなのは昔と変わらず。

リサ、「アヤ・ナルミに特別な感情が?」と、ストレートに訊く。
すると堂島さん、「いや…。ただ単純に、彼女が、適任かどうか、判断しかねて…」と言ってるときの表情や区長が、急にたどたどしくなった。なんてわかりやすく動揺してるんですか、堂島さん。

そんな堂島の心を見透かしたリサ、綾に自分の気持ちを伝えるように諭す。



お蕎麦を食べる綾と堂島。堂島に「使う?」と七味を使うか訊かれ、「いえ、大丈夫です」と蕎麦を辛くしなかった綾。

そういえば、綾が食べるものを辛くするときは、性欲をどうにか発散したいときで、自分の本心をごまかそうとする行動でもあった。
それをしなくなったということは、自分の気持ちと向き合うようになり、人に言えるようになった、ってことなのかもしれない。

堂島、「俺…、成海さんのことが好きです。俺と付き合ってもらえませんか?」と、綾に告白。
「私も…」一瞬、じっと綾を見る堂島の顔が映ったあと、「私も同意摩さんが好きです。よろしくお願いします」と綾。
だんだんと笑顔になっていく2人。
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