一途な御曹司と極あま初夜事情~クールな彼は独占欲の塊でした~
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ピピピピ…、ピピピピ…
いつものアラーム音に、ふっ、と目を覚ます。
むくり、と起き上がると、そこは何ら変わりのない自分の部屋で、見慣れた家具たちが並んでいた。
(あれ…?なんだ。夢かあ…)
ぼんやりしたまま、出勤準備に入る。もぞり、とベッドから出て顔を洗い、作り置きしてあった味噌汁を温め、ご飯をレンジにかける。
いつも通りの朝だ。
ブブブブ…
その時。スマホのバイブが鳴り、画面に“三嶋 唯”の文字が映った。早朝に同僚から電話がかかってくるなんて珍しい。
「もしもし?」
お茶をコップに注ぎながら彼女からの電話に応えると、平然とした私とは対照的に、興奮がおさまらない様子の唯の声がスピーカー越しに聞こえた。
『ちょっと、美香!一体どういうこと?!』
「っ?どうしたの?仕事のトラブル?」
出勤時刻に遅刻したわけでも、何かミスをやらかした覚えもない。
すると、唯は焦ったように早口で続けた。
『いいからテレビ!テレビを見なさい!!朝のニュース!!』
「テレビ?」
言われるがままに、リモコンを手に取る。
そして、お茶をごくり、と口にしながらチャンネルボタンを押した
次の瞬間だった。
『エリート御曹司の熱愛発覚!お相手は一般女性です!』
「げほっごほ、ごほっっっ!!!!!」