一途な御曹司と極あま初夜事情~クールな彼は独占欲の塊でした~
映し出されたのは、あろうことか、超絶イケメン御曹司と私のキスショット。ご丁寧にその目元にはよくある黒い線がかけられている。
犯罪者か、私は!
プライバシーを保護したつもりなのか。しかし、見知った顔にはすぐにバレるほど安易なモザイクだ。
飲んでいたお茶が気管に入り、私は盛大に咳き込む。
(…ゆ、夢じゃなかった…!)
『どのチャンネルもスキャンダルの話題で持ちきりだよ!美香、あんた、久我さんとそういう関係だったの?!』
「ま、待って!私も今混乱してて…!あとでゆっくり説明するから…!!」
優雅に朝ごはんを食べている場合ではない。とりあえず早く出勤して、騒動の問題を直接話し合うべきだ。
私は、急いで朝食をかきこみ、カットソーのシャツとタイトスカートに着替えた。歯磨きやメイクを素早く終え、バックを担いで部屋を出る。
…と、マンションのエレベーターを降りて玄関を出た、その時だった。
『!桜庭 美香さんですね!』
『久我さんとの一件について、お話きかせてもらえますか!』