ワケあり同士による華麗なる政略結婚
『そんな事でいいのか?欲がない奴だな。そんなのどこでも連れて行ってやる。』
彼の優しい顔に胸がキュッとして涙が出そうになった。
「どこでも、、?でも、、お仕事、休めませんよね、、、?夜だけでもいいんです。時間だって短くていいんです、、。」
『はぁ?そんなのいくらでも都合はつけられるだろう。治ったらどこでも連れて行ってやるから、そんな泣きそうな顔するな。』
抱き寄せられ、今度は背中をポンポンと優しく撫でられた。
これは悲しいから出てるんじゃない。
彼の優しさが嬉しくて出てくるの。
抱きしめてくれる彼の温もりが心地よくて、愛おしくて、涙が出てくる。
「はい、、ありがとう、、ございます。絶対に治してみせます。」