ワケあり同士による華麗なる政略結婚
揉みくちゃになりながらマコちゃんに助けを求めて視線を送ると、それに気づいたマコちゃんがその中から引っ張りだしてくれた。
「はいはい、皆んなが興味深々になるのも分からなくはないけどストップね。この子、つい最近まで男性恐怖症だったの。だからあんまりガツガツしないであげて?ちなみにさっきの質問に答えるならこの子は、私の幼馴染みたいなものよ。家からは離れてエステシャンとして普通に働いてる子でこう見えても既婚者。相手はハイスペックな御曹司だから彼氏立候補は諦めなさい。さっ!時間もないから始めるよ〜〜。」
マコちゃんの一声で、一斉に散り散りに作業を始めた。
ネイルにヘアメイク。
鏡に映る自分がどんどんと変わっていく。
準備されてあったドレスに袖を通す。
光沢のある高級な生地は、肌触りも抜群で肩からデコルテまでが綺麗に出るネイビーのドレス。
スカートの丈も絶妙で身体のラインが出て女性らしさを強調しつつも上品で綺麗なシルエットだ。
「、、うん!!やっぱりこのドレス、美麗のイメージにピッタリだったわねっ!」