ワケあり同士による華麗なる政略結婚
ずっと人前に出ることから遠ざかってきた私には1番難しいことかもしれない。
鏡越しで目をそらすと、ぐっと手を引かれ大きな鏡の前に立たされた。
「自信なら私がつけさせてあげる。こうやっていつでもね?」
そう言ってメイクの為に着ていたロングケープを一気に外すると全身着飾った自分の姿が映った。
「えっ、、?これ、、私、、、、?」
ドレスアップした自分の姿に信じられなくて、鏡に触れながら思わず呟く。
「、、とっても綺麗ね、、?さぁ、時間が迫ってきたわ。急いで会場に向かいましょう。」
マコちゃんはぼーっと立ち尽くす私の手を引いて、外へと連れ出してくれた。
「あ!マコちゃん仕上がったんだ!?」
「おっ、、!まさに絶世の美女だね!!」
「俺、不倫でもいい〜〜っ!!!!」
「本当〜!!これならマコちゃんが隠したくなるのも納得だわ〜、、、。」
「素人だなんて本当残念!!!でもでも!芸能界に興味があったらいつでもいってね!?」
「これで落ちない男なんて居ないわね!!自信持って頑張れ〜!!!」
出入口には着飾ってくれた皆さんが待ち構えていて、通りすがりに声を掛けられた。
「あ、ありがとうございますっ、、!行ってきます!!!」
一度立ち止まって深く頭を下げた。
嬉しくなって顔を上げると、皆んなが真っ赤になって固まっていた。
「ちょっと、その笑顔は破壊力ありすぎるわね。ほら行くわよ!皆んな、、惚れたら駄目よ?」