ワケあり同士による華麗なる政略結婚
カツカツと控えめにヒールを鳴らして受付を通る。
様々な視線が身体中に突き刺さるような感覚がするがグッと拳を握り前だけ向いた。
絶対に俯かない。
自分の未来は自分で切り開いてみせる。
名前を伝えてパーティー会場へと通された。
そこは煌びやかな世界が広がっていて、その雰囲気に飲まれそうになる。
まずは知り合いを探そうと思い、キョロキョロと会場を見渡すが見当たらない。
彼はきっと仕事が長引いてるんだろう。
早く、、会いたいな。
彼を思い浮かべてそんな事を考えていると、知らない男性達に囲まれていた。
「いやぁ、貴方のような美しい女性を初めてお見かけしました。お名前を伺っても?」
「誰かの秘書の方では?」
「確かにこれだけ美しいければ、間違いなくそうでしょうなぁ。一体誰の秘書かね?」