ワケあり同士による華麗なる政略結婚
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次に目が覚めた時には日差しが和らいでいて、夕方くらいまで眠っていたのだと分かった。
さすがにそろそろ起きなければと、ベッドから降りようとすると椅子に座ったまま目を閉じている彼の姿が映った。
「えっ、、!?誠也さんっ、、!?」
その驚いた私の声に、彼が目を開けた。
『あ、あぁ。目が覚めたか?、、気分はどうだ?』
「沢山眠ったので大丈夫です、、。あの、、もしかして、、誠也さんずっと、、?」
『あぁ、仕事は休暇を取ったから問題ない。体調不良を理由にお前の職場にも1週間休みを貰ったから心配するな。それより少し何か胃にモノを入れろ。ルームサービスを頼むからこっちに座れ。』
立ち上がる彼の服を思いっきり引っ張って声を上げた。
「ま、待ってくださいっ!もしかして私の所為で仕事を休まれたのですか、、?!」