ワケあり同士による華麗なる政略結婚


マコちゃんの名前が出て、わざわざ届けに来てくれたのだと分かって嬉しくなった。







「それマコちゃんですっ!良かった!!マコちゃんのオフィスで着替えてそのままだったのでそれを届けてくれたんだと思います。」

『それでか、、。お前は本当にいい友人を持ってるな。じゃあその荷物はそのクローゼットの中に入れてあるからな。後で確認しとけよ。』

「はい、分かりました。ありがとうございます。食べ終わったらシャワーを浴びて着替えておきます。」







着替えを取りに行った彼見送り、急いで食事を済ませた。

シャワーへと向かう前にクローゼットを開けると紙袋が入っていて、中を覗くと着ていた自分の服以外のものも入っていた。








それは新品の可愛い下着と洋服。


タグを見ると以前マコちゃんがおススメだと言っていたブランドのもの。


それと一緒に折り畳まった紙が入っていて広げてみるとマコちゃんの綺麗な字でメッセージが書かれていた。










〝楽しいデートをね!〟



こうなる事を予想していたかのような優しい気配りに直ぐに携帯を取った。


< 195 / 311 >

この作品をシェア

pagetop