ワケあり同士による華麗なる政略結婚
その手招きに、吸い寄せられるように彼の横に腰を下ろす。
すると彼が優しく目を細めたのが分かった。
薄暗い店内では、彼がより一層大人の色気を放っていてクラクラする。
アルコールも入れていないのに既に酔いそうだ。
少し酔いを醒まそうと彼から視線を外してカウンター越しの男性に視線を向けると、先程まで振っていたシェイカーを持ったままあんぐりと口を開けている。
そして小さく呟いた。
「誠也のそんな表情を拝める日が来るなんて、、思わなかったわ。お前も血の通った普通の人間だったんだな、、。」
『どう言う意味だ。訳わらない事言わずになんか作れよ。』
「いやいやいやいやっ!!!その前にまずその子の紹介だろ?!?!」
彼は男性に対してめんどくさそうに呟いた。
『、、妻の美麗だ。』
「っ、、!?この子が噂の?!?!こんな美女だったなんて聞いてないんだけど!?つうか別居してなかったか?!」