ワケあり同士による華麗なる政略結婚
「美麗ちゃんは何飲む?」
『外にいた時間が長かったから、何か身体の温まるものにしてやれ。度数の少ないやつな。』
「なんで誠也が答えるのかな〜〜。俺は美麗ちゃんに聞いてるのになぁ〜。」
文句を言いながらも響さんは嬉しそうに笑って、手際よくカクテルを作っていく。
そして出来上がったカクテルが目の前のコースターに置かれた。
白いフワフワとしたカクテルからは少し湯気が上がっている。
「、、これは?」
「〝エッグ・ノッグ〟だよ。寒い時期にはピッタリなカクテル。アルコール度数も低くしておいたから飲みやすいと思うよ。さ、召し上がれ?」
グラスを両手で持つと冷えていた指先がピリピリする。
甘い香りがして口に含むと、優しい甘さが口に広がって自然と口角が上がる。
「とっても美味しいです、、。」
「はは、それは良かったっ!それにしても、、美麗ちゃん可愛いなぁ〜。いいなぁ〜こんな可愛い子が嫁なんて自慢して歩きたいね。」
「か、可愛いだなんてっ、、!?とんでもありません!!!誠也さんの隣に並ぶのが恥ずかしいくらいです、、。」