ワケあり同士による華麗なる政略結婚



そう声を掛けても、何も言ってくれないマコちゃんに不安になり小さく名前を呼ぶ。






「マコちゃん、、、?」


すると抱き合っていた体が突然離れ、困ったように笑うマコちゃんの姿。







「そんなの当たり前でしょ?私達は親友よ?だからそんな顔しないの!!」





マコちゃんは、溢れ落ちそうになっていた私の涙を強めに拭いてポンポンと頭を叩いた。

そして可笑しそうに周りを見渡した。











「てゆーか私達、人目もはばからず何やってんのかしらね!ふふっ、、話し込んだらまたお腹空いてきたと思わない?デザート取りに行きましょっ!!」

「うんっ、、!」






立ち上がりデザートコーナーへと手を引くその姿はいつも通りのマコちゃんでホッとしながら後に続く。


それからお腹いっぱいにデザートを詰め込んで、たわいの無い話に花を咲かせた。
















最後は彼と住む構想マンションまで送ってもらい、こうして楽しみ時間はお開きになった。



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