ワケあり同士による華麗なる政略結婚
透き通るような肌に歯を立てて、その綺麗な身体に刻み付ける。
「っ、、やぁっ、、、!やめっ、、!!」
涙を流しながら顔を左右に振るあいつに、苛立ちは増すばかりで両手首を頭の上に拘束して自由を奪う。
そのまま避妊具を着けることなくあいつの中へと強引に押し入る。
悲鳴にも似た悲痛な声が耳に届いても、止める事など出来なかった。
腰を引きつけ、激しく身体を揺さぶる。
優しさの無い一方的に求めるだけの行為は、あの忌まわしきトラウマを呼び起こしてしまったのかあいつは俺から目を背け、静かに涙を流す。
こころの何処かで望んでいたのかもしれない。
これをキッカケに男性恐怖症が再発すればいいと。
そうすれば誰の目にも触れさせず、閉じ込めていられると。
長時間も続く乱暴なその行為に、とうとうあいつは意識を手放した。