ワケあり同士による華麗なる政略結婚
地下の来客用駐車スペースに車を停め、2人で部屋を目指す。
「へぇ〜、、案外いいトコに住んでるじゃない。さすがに一大企業の御曹司は違うわね。」
「2人で住むにも広すぎるのに、これをつい最近まで1人で住んでたとか凄いよね。」
「何いってるの。美麗だって財閥の一人娘でしょー?お嬢様なのに相変わらず感覚おかしいわよね〜。私の知ってる財閥の娘達はもっと高飛車で金遣いの荒い女達ばかりよ。」
「だって家のお金はあくまでも頑張って働いてるお父さん達のものだし、私は私でちゃんと働いてるからその中でやりくりしないとおかしいでしょ?もう社会人なんだからいつまでも親に甘えるのはおかしいよ。」
「ほーんと美麗は真面目なんだから。ま、そういう事も大好きだけどね?」