ワケあり同士による華麗なる政略結婚

そんなマコちゃんも今では売れっ子メイクさんで、有名なモデルさんや女優さんから指名がくるほどの腕前だ。







「はい、紅茶お待たせ。ほらほら、マコちゃんもこっちに座って?」



ダイニングテーブルに紅茶を運んで、未だにあちこち見て回るマコちゃんに声をかける。










「ん〜、、もうちょっと。」



何をそんなに真剣に部屋を見て回っているかは謎だが、マコちゃんがこの部屋にいることがなんだか不思議で笑ってしまう。


少し紅茶が冷めた頃にようやく気が済んだようで、やっとダイニングテーブルにやってきた。








「、、、うん、まぁ取り敢えず美麗以外の女の形跡はないみたいね。」

「、、?そんな事、部屋を見るだけでわかるものなの?」


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