ワケあり同士による華麗なる政略結婚
「で?その男との生活はどうなの?確か〜、、その男も訳ありだったわよね。1ヶ月くらい経ったかしら?話してごらんなさいよ。ここでの生活を。美麗の事だから、、どうせ家族には言えてないんでしょ?不満でも愚痴でも弱音でも、、今日は何でもとことん聞いてあげるから。」
マコちゃんはいつもそう。
いつだって私を優しく甘やかしてくれる。
穏やかな表情で目を伏せて、耳を傾けてくれるそんなマコちゃんについ、甘えてしまう。
「うん、、実はね、、?」
最初から全て話した。
家族の役に立ちたくて結婚を決めた事。
自分の中では少しは役に立てたのだと自惚れていたが、結婚した事によって両家に更に迷惑を掛けていたという事。