大逆転ラヴァー
どんどん小さくなっていく夏樹の背中。
それを見ながらグッと唇を噛み締めて、
拳を握り締めた。
私、このまままた後悔するつもり?
簡単に性格は変えられないなんて言い訳して
いつまでも逃げて。
嫌いとか面倒くさいとかつまらないとか、
本心を隠したままそんな言葉ばかり並べ続けて…
本当にこのままの私でいいの?
「…夏樹っ!」
____そんなの…答えは“NO”に決まってる。
全力で追い掛けて名前を呼ぶと夏樹は静かに足を止めてくれた。
それでも相変わらず背中を向けたままで、怒っているのか悲しんでいるのか表情を伺うこともできない。
それでも…今、伝えないとダメだ。