冷たい幼なじみが好きなんです
「すごいうれしい!!でもいいの?けっこう高そうだけど…」
友達にこんな高価なものをもらってもいいのかな、と若干気が引けた。
すると竜は腰をかがめて、声をひそめて…………
「………笑のこと、特別だって前言っただろ。俺が笑にあげたいんだよ」
なんて言われて………すごく胸の奥がくすぐったくなった。
「竜ありがとう…!!毎日つけるね!」
わたしがそう言うと、竜はうれしそうにはにかんだ。
わたしもうれしくて顔がほころんだ。
竜みたいな人に好かれて、わたしはすごく幸せ者だと思った。
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晩ご飯は、オムライス、からあげ、グラタンなど、わたしの好きなものばかりお母さんは作ってくれた。
お母さんが作る料理はやっぱりなにを食べてもおいしい。
ほんとに、料理上手なところが似ればよかったと心から思う。
今は正直自分で料理しようとか思わないけど、高校卒業したら、さすがに練習しないとな、と思う。
おいしくご飯を食べながら、そんなことも考えた。
本日二つ目のチョコケーキも食して、こうしてわたしの17歳の誕生日が幕を閉じた。
ご飯を食べ終わったあと30分ほどリビングでテレビを見てから、脱衣場へと移動した。