今夜、夫婦になります~俺様ドクターと極上な政略結婚~


それから沙帆はあめ色になるまで玉ねぎを炒め、オニオンスープを作った。

耐熱のスープ皿にそれを移し、小さくカットしたパンとチーズを載せ、オーブンで焼いていく。

今度はその間にフライパンに牛脂を載せ、スライスしておいたニンニクを炒めると、続いて怜士の切った牛肉を焼き色がつくまで炙っていった。

香り付けでワインを入れると、フライパンの上に炎が上がる。

それで仕上がりと思いきや、沙帆は炊き上がったご飯をいい感じに焼き上がった牛肉のフライパンに投入する。

フライパンを振って混ぜ合わせ、クレイジーソルトとブラックペッパーで味を調整し、ざく切りしたクレソンを加えていく。

全体が混ざると、すでに野菜を盛り付けておいた皿へと取り分けた。


「……斬新な料理だな」


鉄板で焼いたステーキ肉に米を入れるという発想が怜士にはなかった。


「〝ステーキライス〟です。この間連れて行っていただいた時に食べたみたいな、いいお肉ならこんな食べ方勿体ないですけど、スーパーで買うステーキ肉はこれを作ると美味しく食べれるんですよ」

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