からめる小指 ~愛し合う思い~
千尋が携帯を取ることはない。
別れたんだから………………。
「あれ程『別れる心配をするくらいなら、一緒にいる努力をした方が良いよ』
って言ったのに。」と樹に説教されるが………もっともだ。
15日の今日……………
俺は全く使い物にならず…………
飲みに出た。
樹の隣で
「目を瞑ってやったのに。
君は本当にアホだなぁ~」と、もう一人俺に説教をする。
「でもまさか、大川先生に気づかれてたとは。
俺と遥の事も??」
「遥と言うのも………ウチの生徒か?」
「ゲッ!」
大川先生と樹の会話を肴に、飲むペースが進む。
千尋を可愛いがる大川先生は………姉ちゃんの担任を2年していたそうだ。
その縁で、千尋を放送部に勧誘して見守っていたらしい。
家庭の事情を知っていたから………余計、気になったと………。
千尋を見ていたら、俺との付き合いは直ぐにピンときたと言った。
教師としては、もちろん反対すべきなんだが………
幸せそうにしている千尋を見ていると
少しくらい目を瞑っていようと……。
それなのに、別れたと樹と話す声がして………連れ出された。
「ちょっと。」
樹の会話をさえぎり、電話をかける大川先生。
「唯かぁ~。久しぶりだなぁ。元気かぁ?」
唯。
この名前を知っている。
最近、千尋から聞いた。
俺の背中に激震が走った。
「千尋はいるか?卒業式の事で…………」
放送部は、卒業式のラストの放送のみ卒業生が行う。
その相談だと説明しているが…………
このタイミングで、それはないと俺と樹は知っている。
「おぉ、千尋かぁ。
今ここに、ヘタレが酔いつぶれてるんだよ。
教師としてダメな上に、彼氏としてもっとダメな奴が。
お前、出れるか?
俺と樹先生が守ってやるから…………バカな男にチャンスをやってくれ。
後、30分で家の前に行く。」
……………………………。
樹は大笑いし………俺は、酔いが覚めた。
得意顔の大川先生は……
「シャンとしろ!」と背中を叩く。
別れたんだから………………。
「あれ程『別れる心配をするくらいなら、一緒にいる努力をした方が良いよ』
って言ったのに。」と樹に説教されるが………もっともだ。
15日の今日……………
俺は全く使い物にならず…………
飲みに出た。
樹の隣で
「目を瞑ってやったのに。
君は本当にアホだなぁ~」と、もう一人俺に説教をする。
「でもまさか、大川先生に気づかれてたとは。
俺と遥の事も??」
「遥と言うのも………ウチの生徒か?」
「ゲッ!」
大川先生と樹の会話を肴に、飲むペースが進む。
千尋を可愛いがる大川先生は………姉ちゃんの担任を2年していたそうだ。
その縁で、千尋を放送部に勧誘して見守っていたらしい。
家庭の事情を知っていたから………余計、気になったと………。
千尋を見ていたら、俺との付き合いは直ぐにピンときたと言った。
教師としては、もちろん反対すべきなんだが………
幸せそうにしている千尋を見ていると
少しくらい目を瞑っていようと……。
それなのに、別れたと樹と話す声がして………連れ出された。
「ちょっと。」
樹の会話をさえぎり、電話をかける大川先生。
「唯かぁ~。久しぶりだなぁ。元気かぁ?」
唯。
この名前を知っている。
最近、千尋から聞いた。
俺の背中に激震が走った。
「千尋はいるか?卒業式の事で…………」
放送部は、卒業式のラストの放送のみ卒業生が行う。
その相談だと説明しているが…………
このタイミングで、それはないと俺と樹は知っている。
「おぉ、千尋かぁ。
今ここに、ヘタレが酔いつぶれてるんだよ。
教師としてダメな上に、彼氏としてもっとダメな奴が。
お前、出れるか?
俺と樹先生が守ってやるから…………バカな男にチャンスをやってくれ。
後、30分で家の前に行く。」
……………………………。
樹は大笑いし………俺は、酔いが覚めた。
得意顔の大川先生は……
「シャンとしろ!」と背中を叩く。