からめる小指  ~愛し合う思い~
居酒屋を出て、タクシーに乗り………千尋の家の前で電話をかける。

「俺。………………着いた。」

「はい。」

電話を切り、振り向くと

バタンとタクシーのドアが閉まり、二人が遠退く。

はぁ~っ………………。

ガチャとドアが開き、千尋が顔を出す。

モコモコのコートを着て、手にはカバン。

出掛ける用意は出来てるみたいだ。

「お姉ちゃんに、泊まるって言ってきた。」

こんな時間から連れ出しても良いのかと心配するが

外で話す内容でもないからと……自分に言い聞かせる。
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