からめる小指  ~愛し合う思い~
「お邪魔します。」

尋を座らせココアを入れる。

バレンタインの日から………やり直しだ。

「先生、大丈夫?」

いつもと変わりなく、心配してくれる。

俺は千尋の何を見てきたんだろうな。

一口含んで

「色々ごめん。
千尋が離れて行くような気がして…………」

「やっぱりそうだったんだ。
お姉ちゃんの言った通りだ。」

やっぱり?

お姉ちゃん??

「バレンタインの日は、スッゴくショックで…………泣いてウチに帰ったの。
お姉ちゃんに、学校の先生と付き合っていたけど振られたって泣きついて
その日はいつのまにか寝たみたいなんだけどね。
今日お姉ちゃんが電話してた時、相談したみたいで……
たぶん彼氏の相手の人が『妹さんを思って別れるって言ったはずだから
もう一度話し合った方が良いよ。』って言ったて。
だから、明日学校に行って『別れたくない』っていうつもりだったの。
大川先生から電話があるとは思ってなかったけど。」と………

姉ちゃんに俺達の事を話してたのは、驚いたけど……

それでも外出を許してくれたのは……

それだけ千尋を大切に思っているからだ。

姉ちゃんといい、大川先生といい………

ホントに千尋は愛されている。
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