焦れ恋ロマンス~エリートな彼の一途な独占欲
「織田さんも同じような仕事をしているのかな?」

「そうかもね。高城さんは?」

「彼は今回の主催者側だから、本部の方で走り回っていると思う」

「そっか」

広報官って言っていたもんね。海上自衛隊のことを知ってもらう絶好のチャンスだろうし、忙しそう。

その後も食堂などを見学していき、長い航海だからか床屋さんまであってみどりとびっくりしながら、回っていった。

次に向かった先は、普段は滅多に見ることができない潜水艦。しかし撮影禁止で乗れるのは潜水艦の上部のみ。

だけど貴重な体験にみどりとテンションが上がったまま、試験艦も見学していった。


「んー! 噂通りカレー美味しいね」

「本当」

早めに昼食を取ろうということになり、食堂に向かったものの既にたくさんの人で溢れていた。

それでもどうにか席を確保できて、さっそく一口食べてみると、あまりの美味しさに歓声を上げてしまう。

海軍カレーは有名だと知っていたけど、もちろん食べるのは今日が初めて。評判通り本当に美味しい。

「基地によって味が違うんだって」

「そうなんだ。えぇー、それを聞いちゃうと全部食べたくなっちゃうね」

「だよね」
< 88 / 266 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop