イジワル執事と王太子は伯爵令嬢を惑わせる
「なぜですか?」
「それは、王の弱点になります」
「弱点……?」
「守りたいと思うものがあれば、それはその人間にとって弱点になります。王は常に完璧であるもの。ですから、弱点となりうるものなど、必要ないのです」
正論だ。
だが、人は理屈だけで生きていけるものではない。アディは、き、とルースを見上げる。
「守りたいなら、守ればいいではないですか」
「なに……?」
「大事なものなら、守ればいいと思います。弱点になるからと大切なものを切り捨てるのではなく、大切なものを守るために強くなれることもあるのではないでしょうか」
「それは、王の弱点になります」
「弱点……?」
「守りたいと思うものがあれば、それはその人間にとって弱点になります。王は常に完璧であるもの。ですから、弱点となりうるものなど、必要ないのです」
正論だ。
だが、人は理屈だけで生きていけるものではない。アディは、き、とルースを見上げる。
「守りたいなら、守ればいいではないですか」
「なに……?」
「大事なものなら、守ればいいと思います。弱点になるからと大切なものを切り捨てるのではなく、大切なものを守るために強くなれることもあるのではないでしょうか」