イジワル執事と王太子は伯爵令嬢を惑わせる
☆
「どこへ行ったのかしら…」
ポーレットの歩いていった方向に急いでいたアディは、廊下の角を曲がるポーレットを見つけた。
「ポー……」
声をかけようとして気づいた。
この先は、テオフィルス殿下のいる部屋だ。ポーレットが言っていた言葉を思い出す。
『いっそ、王太子のご寝所に忍び込んで肉体的に籠絡してしまえば……』
(ま、まさか……もう行動にうつしたの?!)
案外と度胸のあるポーレットのことだ。考え付いてしまった案を行動に移すのに、それほど躊躇はしないような気がする。
案の定、アディが足音を立てずに角を曲がると、ポーレットはテオフィルスの部屋の前にたたずんでいた。そうしてアディが声をかける前に、ポーレットはそうっと部屋に入ってしまった。
「どこへ行ったのかしら…」
ポーレットの歩いていった方向に急いでいたアディは、廊下の角を曲がるポーレットを見つけた。
「ポー……」
声をかけようとして気づいた。
この先は、テオフィルス殿下のいる部屋だ。ポーレットが言っていた言葉を思い出す。
『いっそ、王太子のご寝所に忍び込んで肉体的に籠絡してしまえば……』
(ま、まさか……もう行動にうつしたの?!)
案外と度胸のあるポーレットのことだ。考え付いてしまった案を行動に移すのに、それほど躊躇はしないような気がする。
案の定、アディが足音を立てずに角を曲がると、ポーレットはテオフィルスの部屋の前にたたずんでいた。そうしてアディが声をかける前に、ポーレットはそうっと部屋に入ってしまった。