エレディンの乙女と青龍の守護者
「シュナイン皇子、
ここは、青の守護者の領域、、です。
どうぞお引き、、取りをー、、」

「邪魔をするな。」
陶器のような手がそちらへと向けられる。

「ダメっ、、!!っ、、ダメ!、、」
頬から手が離れた。勢いよくそちらへ振り返る。

「私にクラリス公国の者らを
守る義務はない。」
「ダ、、っ」

だが、『どどん!』とシュナインの手のひらから光の玉が走り出る。


シロカのすぐ近くにその光の玉は刺さり、
地面を深くえぐった。


祈る想いでシュナインの袖を掴む。
「だめ、、!!
ひどいことをしないで。」
栗色の瞳はシュナインの瞳を真っ直ぐ見上げてくる。
シュナインはそれをじっと見つめ返す。
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