エレディンの乙女と青龍の守護者
「カティナ様。
私が申したのは、言葉通り
腕に抱いておられたという意味です。
本当です。

ウェルロイド様が腕に抱いておられるだけで、
昨夜の貴女は見る間に成長していかれた。
その様子は、それはそれは素晴らしく、
不思議な光景でした。」

カティナは顔を赤くしたまま、今度は目を丸くさせた。

ウェルロイドは目の前の小さな頭にそっと手を載せると、小さな子にするようにいい子いい子をする。

「おいで。」
「わ、わたしはこどもではありません!
それに!あなたはさきほどもわたしに!
く、、くち、、!わたしはおこっているのです!!」
カティナはばたばたと抗議するが、
ウェルロイドは意にも介せずそのままカティナを
軽々と抱き上げ、膝の上に載せてしまう。



大きな手がまた頭を撫でる。
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