エレディンの乙女と青龍の守護者
「母は降りてきてすぐ祝福を成し、
青龍の守護を受けた。
その母が、降りてきた時に幼な子であったという話は
聞いたことがないのだ。
ご覧、あの絵がその時の儀式を描いたものだ。」
壁に掛けられた絵に視線を送る。
「その時の青龍の守護者、それが父だ。」
「守護者が、必ずしも公主や王族であるとは限りません。」
カミユが付け足す。
カティナの頭にウェルロイドと黄金の鷹の守護者が浮かんだ。
『ではー、、
赤獅子の守護者は違うということだろうか?』
「カティナ、
貴女が幼い子供の姿であるのは何故だろうか?」
カティナは頭を横に振る。